「教育×民主主義」ゼミ|民主的な学び・教育のつくり方をみんなで考え合う連続学習会

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1回目|8/9(月・祝)13:30-15:30
『教室の中の民主主義』
1回目では、民主的な教室(や家庭)をつくるための
<環境・コミュニケーション>がテーマ。
教室の中で、こどもの権利を大切にするということについて。少数派の子どもたちを無視してしまっていないかどうか。
一人ひとりのその子の気持ちや考えやニーズを大切にするって、具体的にどうしていけばいいんだろう?
子どもの声を聞くことを大切に教室づくりに取り組む、ゲストの山下さんと一緒に考えます。

// GUEST //
山下淳一郎さん(私立・和光小学校教諭)
▶︎ ゲストプロフィールは こちら から
2回目|8/29(日) 13:30-15:30
『学校のルールと民主主義』
2回目では、学校の<ルール・校則>をテーマにしながら、学校運営全体・学校組織全体としての民主主義のあり方を考えます。
「ブラック校則」が度々話題になり、今年の6月にも、文科省から全国の教育委員会に対して、社会常識や時代に合わせて積極的に校則を見直すように事例提供がなされるなど、注目されているこのテーマについて、学生の頃から主権者教育について研究・実践をし、現在NPOカタリバのルールメイカー育成プロジェクトの事務局を担っているゲストの古野さんと一緒に考えます。

// GUEST //
古野香織さん(NPOカタリバ)
▶︎ ゲストプロフィールは こちら から
3回目|9/20(月・祝) 13:30-15:30
『民主的な社会をつくる力を育む授業づくり』
3回目では、民主主義の担い手として子どもたちが育っていくための学びとは?ということで、民主主義を実現するために子どもたちに育みたい、合意形成や対話の <スキル> をどう育むのか、考えてもらいたい社会的な<トピック>について、どう教えれば子どもたちにとって自分ごとになっていくのか。
そんなことを、市民性教育に長年取り組んでこられた伊沢令子さんと一緒に考えます。

// GUEST //
伊沢令子さん(NIED国際理解教育センター代表)
▶︎ ゲストプロフィールは こちら から
 

企画紹介

日本では、「民主主義」というと、政治の話、統治機構の話、というような堅苦しいイメージがあるかもしれません。ですが、例えばオランダやデンマークなど、エデュコレonlineでも紹介してきたヨーロッパの国々では、民主主義(デモクラシー)はもっと身近なものであるようです。

自分が何を求めているのか、どう生きていきたいのかをつかむこと。一人ひとり違う、個性やニーズが大切に扱われること。自分の思いを大切にしながら、自分とは違う他者と、どのように対話したり合意形成していくのか。
その延長線上に、政治参加や社会参画がある・・・そんなイメージです。

「もっと、子どもたちのニーズや思いを尊重した教室運営がしたい」
「外国ルーツやLGBTQ、障害があるなど、マイノリティの子どもたちを今の学校は受けとめられてるのだろうか」
「理不尽なルールや人権侵害的な校則がまだまだある・・・なんとかしたい」
「若者の政治離れってよく言われるけど、教育にできることってもっとないのかな?」
このゼミは、そんな思いを持つ皆さんにぜひご参加いただきたいと思っています。

1回目は、教室の中で、子どもとの関わりの中で、民主主義をどう実現できるのかを、
2回目は、学校の中での「ルール」「校則」をテーマに、
3回目は、民主主義の担い手として子どもたちが育っていくための学びはどうあればいいのかを、
参加者の皆さんと一緒に考えたいと思います。
なんだか気になる、心惹かれるものがあるぞ、という方は、ぜひ気軽にご参加ください!

各回のゲスト紹介

1回目|8/9(月・祝)13:30-15:30 『教室の中の民主主義』

*Talker:山下淳一郎さん
私立和光小学校 教諭。現在1年生の担任。フレネ教育研究会、日本生活教育連盟に所属。 学生時代に「子どもの声を国連に届ける会」の活動に参加。子どもの権利条約の研究から、子どもの意見表明権を実現できる子どもと大人の良き関係性のあり方に関心をもつ。現在、フレネ教育や生活教育の考え方を活かしながら、子どもたちの側から出発するクラスづくりに取り組む。

*Talker 兼 進行役:武田緑
エデュコレonlineを主宰するDemoの代表。教育ファシリテーター。人権教育・シティズンシップ教育・民主的な学びの場づくりをテーマに、企画や研修、執筆、現場サポート、教育運動づくりに取り組む。このゼミ全3回の進行役を務めますが、この日は、マイノリティの子どもたちが排除されない教室づくり・クラス運営という観点から、トーカーとしてもお話しします。


2回目|8/29(日) 13:30-15:30 『学校のルールと民主主義』

*ゲスト:古野香織さん
1995年生まれ、東京都出身。 中央大学法学部在学中に「18歳選挙権」が実現したことがきっかけで、同世代の若者の投票率向上や政治参加を推進するための活動をスタート。 東京学芸大学大学院教育学研究科では「外部人材と連携した主権者教育」について研究・実践を行う。 学校の中の「民主主義」と「対話」の実現こそが主権者育成のための第一歩になるのではないかという思いから、2021年4月より新卒でカタリバに参画し、ルールメイカー育成プロジェクトに携わる。

<認定NPO法人 カタリバ ルールメイカー育成プロジェクトとは?>
既存の校則やルールに対して⽣徒が主体となり、先⽣・保護者などの関係者との対話を重ね納得解をつくること(ルールメイキング)を通して、課題発⾒・合意形成・意思決定をする⼒(=市⺠性”シティズンシップ”)を育くプロジェクトです。対話的・⺠主的な合意形成のプロセスを経て、⽣徒たち⾃⾝が当事者として学校・保護者・地域などと協働して校則やルールを変えていくことで、「⾃分たちの学校は⾃分たちでつくる」ことを応援します。https://rulemaking.jp/

 

3回目|9/20(月・祝) 13:30-15:30 『民主的な社会をつくる力を育む授業づくり』

*Talker:伊沢令子さん
NIED国際理解センター代表。1995年より国際理解教育・開発教育の実践推進活動を始め、JICAをはじめ自治体や教育機関などからの依頼を受け、年100回ほどのワークショップに出向く。 「わたし(自分)・あなた(他者)・みんな(社会)に関わるチカラを育み、持続可能なよりよい未来を築く」という国際理解教育の理念と、「Personal is Political」という市民性教育のキーワードに共感し今に至る。 2018年には市民性教育に取り組む「オルタナティブ・スクールあいち惟の森」を開校し代表に。主要5カリキュラムの1つである「テーマ・スキル学習」のファシリテーターを担う。 大学では「国際理解教育」と「ファシリテーション」を受け持つ。国際理解教育を生き方にすべく、ワークショップ職人修行途上。

< 「NIED 国際理解教育センター」とは? >
「参加のカタチが社会のカタチ・参加のカタチが未来のカタチ」を合言葉として、民主主義のカナメである参加と対話の文化醸成のために、人権・環境・平和教育を参加型で提供することのできる指導者の育成にフォーカス。市民参加のまちづくりや教材作成などにの取り組み含めて国際理解教育の実践推進25年。http://nied.love-hug.net/

< 「オルタナティブ・スクールあいち惟の森」とは? >
「NIED」と、子どもの権利や子どもの参画にフォーカスする「こどもNPO」の2団体が母体となって立ち上げた市民性教育系オルタナティブ・スクール。4年に渡りワークショップを重ねて基本構想を描き、本格開校3年目となる2021年を26名の子どもたちと共に航海中。 「なりたい自分になる!」「望む社会を創る!」「自立と共生のチカラを育む!」学校を目指し、基礎学習「ことばとかず」、プロジェクト、自由活動、テーマ・スキル学習、分野別学習の主要5カリキュラムが知恵の三つ編みのように連動し、自立と共生を支える。自発的な学びと他発的な学びのバランスを大切にし、こどもとおとなが人のアタマと手も借りながら試行錯誤しつつ遊び・学び・暮らしている学校。https://www.yuinomori.org/

開催概要

【 各回の流れ 】毎回、おおむね以下のような流れとなります。

☑︎自己紹介 / チェックイン(15分)
☑︎ゲストの方より話題提供をいただく(40分)
☑︎ブレークアウトルームでの対話・感想共有(25分)
☑︎Q&A・全体での対話(35分)
☑︎チェックアウト(5分)

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